SAIHATE

はじめまして、小堺夏絵と申します。

東京から移住して2011年11月11日より三角エコビレッジサイハテに住みはじめ、今年で6年目になります。

 

自己紹介

1984年、北海道生まれの神奈川県育ち、私は小学生の男の子二人を持つ母親です。

 

幼少から成人まで毎日絵ばかり描いて過ごし、美術大学で油絵を描いていたのですが出産を機に退学しました。

 

その後は暖かな大家族と同居しながら介護職についたり、都心の古アパートを改装して住みながら、博物館のパートをしてみたり。

 

他にも、乳児と幼児を連れてフィリピンに住んだり家族で東京~屋久島の車の旅をして最終的にサイハテに住む事になったり。

 

熊本に来てからは昆虫食のイベントを開いたり、アースバッグのワークショップや事業の手伝いをしたりしなかったり、生来の落ち着かなさから、フラフラそわそわ生きていました。

 

気づけば絵を描かなくなってから10年も経ち、すっかり手に職もないパート従業員になってサイハテに居ます。

 

うーん、、私もしっかり自活の道を作らなきゃ!

 

自然の中でありのままに癒された

思い返すと東京に住んでいた時の私は、朝起きてから眠るまで「母親だから」「奥さんだから」「従業員だから」など、他人の目線から見た役割とルーティーンで自分を縛っていたような気がします。

 

たとえば一時期は、人生の楽しみが寝る前(正確には疲れて寝落ちするまで)に30分くらいプレイする携帯アプリのゲームだけ。でも心底そのゲームをプレイしたいってわけでもない惰性の日々。

 

いつも「子供が居てとっても幸せだけど、何かが足りない!こんな私の背中をこどもたちに見せていいのか?」という思いを抱えていました。

 

都心の子育てで、たとえば公園での話

3歳の息子とボール遊びをしようと公園に行ったのですが、そこには「球技禁止」「児童が走り回るのは禁止」の看板。次の公園に行くと「大人のスポーツクラブの為」に児童は使用禁止。次にバスに乗ってささやかな公園を見つけてもすでに遊具は大勢の利用者で埋まっちゃって居る状態。

 

私も他の保護者達も人がギッシリの小さな公園で「我が子が人様に迷惑をかけたら、いつでも叱れる体制」で肩に力を入れながら小声で子供と遊んでいたんです。

 

自然と当たり前に共存できる世界

3歳だった息子が6歳になる頃に、ご縁があって自然豊かな熊本にあるサイハテ・エコビレッジに住みはじめました。

 

都心と違って、ここでは朝日と鳥の声に起こされて、お茶を飲みながら身体を伸ばし、美しい空気と水で育った野菜が中心の食生活!ありのままの私で心からの笑顔で、家族と触れ合えるようになりました。

 

こどもは朝起きてすぐに家の外に遊びに行ったとしても誰にもしかられません。夏みかんが生って、野の花が咲いてて、小さな頃に読んでいた童話の世界に住んでいるような生活。

 

なるほど私に足りなかったのは自然と当たり前に共存できる世界だったんだ~と、気づきました。

 

身体を整えることで心の整理整頓ができる事に気づく

サイハテに住みはじめて数年が経つと全く別の問題が出てきました。アクシデントが続いた為に貯金が尽きてしまったのです。私も出来るだけの事をしたのですが、情けない事に何一つ上手くいかない。

 

そのような家庭の問題から何年もかけて自分自身を責め続け、ついには心の調子を崩してしまいました。そうして臥せがちになった、どーしようもない私を助けてくれたのはサイハテの女性達。

 

彼女達から教わった具体的な「身体を整える」方法でした。それこそ呼吸をしっかりすることや、食べる物の知識から、全てここの女性達に教わりました。

 

私は一時期、こころが疲れきったからこそ食養生、ヨガ、マッサージなどの「身体のリラックス」が「心の整理整頓」にダイレクトに繋がる事を知れたのです。

 

ワークショップ・ものづくり・アートを通じて自分自身を思い出す

サイハテの住民には、沢山の特技を持った人が居ます。

 

私がサイハテに来てまず思ったのは「こんな凄い人たちの中で、わたしには何の特技も無くて普通なのに。。どうしよ~・・・」という事でした。

 

でも住民の皆はそんな無個性な私を、そのままでいい、と暖かく迎え入れてくれたために私自身も落ち着いて自分を見つめ直す事が出来ました。

 

村民と一緒に、畑作り、家作り、手芸などのワークショップなどをすることを通して私自身が10年間、忘れていた「デッサン」などの、子供の頃に大好きだった能力を思い出す事が出来たんです。

 

結局シングルマザーに、でも日々は小さな幸せで満ちている

 

1自然でゆるみ

2身体を整え

3自分を許し、本来の力を取り戻す

 

これが私がサイハテで受け取った、自分を癒すプロセスでした。

 

結局、現在はシングルマザーとして人生を仕切り直してスタートすることになったのですが、私の目線で見つけたサイハテでの小さな幸せを、地味かもしれないけど発信して行きたいと思ってます。

 

このサイハテメディアでは、大した事件もないけど大切な日々を、すこしづつ皆さんにお裾分けして1人でも多くの方に届けられたらいいなぁ、と思っています。