SAIHATE

コイツら、どんだけ本気で〝ポスト資本主義〟を描こうというのか!?
資本主義システム最前線ともいえるクラウドファンディング × 脱競争社会シーン最先端ともいえるエコビレッジ…CAMPFIRE 代表 家入一真とエコビレッジ サイハテ発起人 工藤シンク

 

意外な組み合わせ? いえいえ、そんなふたりはかねてから〝相思相愛〟とも噂される仲。
(三角エコビレッジ サイハテはCAMPFIREのローカルパートナーでもあります)

そんなわけで、移転したてのCAMPFIREオフィスにて、夢の対談が実現!
家入一真 工藤真工 CAMPFIREニューオフィス

テーマはエコビレッジ サイハテの公式HPにして噂のニューメディア〝SAIHATE Media〟について……そう、アナタが今みている、このHPのことです!

(…そこから話はとんでもないところにまで到達しますけど)

対談。 CAMPFIRE代表 家入一真 × サイハテ発起人 工藤真工

工藤「さぁ、コレがエコビレッジ サイハテ発のニューメディア、 SAIHATE Media!…どう?」

家入「うんうん、いい、いい、コレすごくいい!」

工藤「一般的には〝ただのWEBメディア〟…しかしそんな皮を被った、人類啓蒙最終兵器でありますっ(笑)」

家入「…こんなの世界初なんじゃない?」

工藤「エコビレッジの住人たちがその視点や暮らしぶりを世界に投げかける…こんなの世界初でしょね」

家入「優しい革命…」

 

SAIHATE Media発足とコミュニティー感情の裏話

家入「ほんと、これ超いいなぁ、誰がつくったの?」

工藤「中心はサイハテのコミュニティーマネージャー坂井勇貴くんです。制作は大阪のWEBデザイン会社まめぞうデザインのドウゾノ セイヤくん。勇貴くんもライターしてる株式会社LIGのベベ君が繋げてくれたんですよね。ドウゾノくんは数年前から『面白いことやってるヤツらがいるな~』とサイハテ村をチェックしてくれてて、べべからこの案件が来たときはまさに『キターーーーーー!!!!!』って感じだったらしくて、もう、損得関係なしにぶっ込んでくれました!」

家入「すげ~」

工藤「コンテンツ的にも興味深いっしょ〜! 新しいライフスタイルづくりの現場の生の声が並んでるってのもそうだし、〝俺のブログ〟と〝嫁(工藤むつみ)のブログ〟が同時進行しているこの世界観…村の住人17人の世界観が同時進行してるの。これ一番すごいのは〝住人たちがコレをやるって決断〟したことなのよ」

家入「そうだよね~、確かに。自分たちの暮らしをメディア化するだなんてね」

工藤「SAIHATE Media立ち上げで一番大きかった壁は『住人たちがそれぞれ自分の記事を書き、ブランディングしていく意味を理解する』という部分だったのね。そもそも『なんでそんなことやらにゃいけないの?』みたいな気風もあった。そこはさすがのコミュニティーマネージャー、勇貴くんがひとりひとり入念に説明して、諭していった。なかなか凄いことだよ」

家入「だよね、そういうの、すごく難しい領域だよね」

工藤「俺や家入さんみたいな生き方してるとさ、プロジェクトの成功においてブランディングやマーケティングは当然の視点なんだけど、世間のみんなは案外にその意味がわかってない…つうか、そんなこと気にせず生きてますからね。わざわざ〝炎上〟させる意味とか、わかってない(笑)」

家入「…うん(笑)」

工藤「サイハテの住人たちは〝世界を変える!〟〝世界平和のため!〟と中二病をわずらってるようなヤツらも多いんだけど、でもそれが全てでもない。主婦もいれば職人肌もいて、〝田舎暮らし〟や〝村づくり〟…〝人生〟ということを淡々としていたいみんなもいるわけで」

家入「確かにね~ 『荒らされたくない』とか、そういうのもあるだろね…でもSAIHATE Media、すごく正しいとおもう。かつてのコミューンとかは、閉じていって結局ダメになった部分があるとおもうから…今の時代はオープン化してどんどん発信していくのが凄く大事だと思う。閉じると先鋭化していくけど、よりカルトなほうに偏りかねないから。うん、SAIHATE Media、すごくいい!」

工藤「サイハテの目的はそこじゃないからね、〝自分たちだけの楽園〟をつくろうとか、そういうこっちゃない。世界中を楽園にしたい

家入「僕もリバ邸(※)って場所を用意してて。『居場所がない』っていう若者たちがいっぱいいて、六本木にシェアハウスつくって、そこにみんな移り住んできて、だんだんカタチになっていって…ってのがあったんだけど。なんか、すぐ人間は〝自分が居場所がなかった頃〟のことを忘れてしまうというか、自分の居場所が出来た途端に今度はそれを〝守る〟側にまわっちゃう。それは当然のことだし、それでいいんだけど…かつての自分のような人間がリバ邸に入りたがっていて、でも『こういう人を入れたら荒れちゃうから』みたいな色んな理由つけて『ルール作ろう』とか『基準を設ける』とか、そういうのがすぐはじまっちゃう」
( ※ [リバ邸] : 家入一真がつくりだした現代の駆け込み寺。居場所のない者たちへ向けたシェアハウス。運営は『お好きにどうぞ』にて、全国に自発的に増殖している。コンセプトが似ているのもあってサイハテと各地の運営者たちは親交を深めていたりもする)

工藤「あるあるある! いつの間にか『私のもの』『私のテリトリー』とかの感情がうまれるのよね」

家入「多分それは人間の本能というか、当然だとは思うんだけど。でも一方で、そもそも〝省かれた人たち〟のためにリバ邸があって、それで自分たちも来たんだから…僕が『1年前の自分はどうだった? その時の自分みたいな人たちがたくさんいると思わない?』って聞くと『確かに…』とはなるんだけど」

工藤「サイハテでもそれはあるよ。例えばお客さんがきて〝問題発生〟みたいなことがあると、『私たち』と『あの人』みたいな図式がだんだん出来てきて…『ルール作る!』『立ち入り禁止の看板作る!』みたいな感情がうごめいてくる。もちろんそういうのは大事だし、『お好きにどうぞ』であるし、好きにしてくれたらいいんだけど…発起人の想いとしては『そういうこっちゃないんだけどな~』ってのもある。まぁ、ルールもリーダーもない村だし、俺には何の権限もないわけで、そんな想いを告げても『無責任!』って怒られるだけのことなんだけど…ね」

家入「わっはっは!」

工藤「そもそも1万坪の土地を買ってくれた人がいて、そこに住み着かせてもらって、『お好きにどうぞ』でやらせてもらってる僕らが…そんな感情になってしまうなら、ほんとごめんなさい!って気分ですよ」

家入「わかる、わかる」

工藤「でもありがたいんだけどね、〝私たち〟って思ってくれてるわけで」

家入「もちろん、もちろん。そこはなんか〝ゼロイチ〟じゃないんだろな~って気はする。そういう感情もわかるし、それは超えていかなきゃいけない部分でもあるし…〝振り子〟のようなものなんじゃないかな」

工藤「うん、まさに。発起人の想いを超えて…ね。ありがたい話」

家入「そういう意味では、僕もリバ邸のブログを用意してたな。今でも更新してくれてるよ」

工藤「リバ邸ブログも、住人一人一人が記事をアップしてくれたら、ストーリーが見栄えてすごく面白いんでしょうね。俺もSAIHATE MediaみたいなWEBメディアづくりはかねてからの夢で…〝新しい生き方〟をしてる集団がいるとして、それが世間に見栄えてくれば影響力もうまれてくるわけで…10年前にBENTENって集団つくった時もBENTEN BlogってWEBメディアを用意したの。メンバー全員にブログを書かせて集約しようと…まぁ、やっぱその時はみんなにその意味や意義を伝えきれなくて、結局俺の記事ばっかりが並んでしまったという…(笑)  サイハテ村が始まった時も『全員twitterアカウントつくって、日々を配信してっ』と頼んだりもしたけど、なかなか…ね」

家入「俺もよくスタッフにいうんだけど、要は〝ロールモデル〟をつくっていかなければいけないわけで、例えばクラウドファンディングやってても「こういう境遇の人がこう使ってるよ」とか「こんな面白い人がこんなエリアにいるよ」とか、そういうのをどんどん増やしていこうと。BASEもそうだしCAMPFIREもそうだし、そういうのをみせていくと『自分もこういうことができるかもしれない』とか『自分もこういうふうに生きてきて、今こんな悩みがあるけれど、こういう方向もあるのかな?』とか、そういう引っかかりがひとつでも増えれば、それによって背中を後押しされる人が増えるから…」

工藤「家入さんって、そればっかやってるよな~ 弱い人たちの後押し。だから俺は、ビジネスやサービスを超えたとこで、好きなんだけど」

家入「わりと、なんか…そうなんすよね。僕自身がどうなりたいとか目立ちたいとかはほんとなくて、どっちかっていうとそういうプラットフォームとかサービスを作っていくほうが本質的に好きだし…」

工藤「…俺もそうなんだよね、でも結局、みんなのために〝目立つことが大事〟になってしまう…」

家入「ね」

工藤「俺たち、本当はシャイじゃん!(笑)」

家入「ほんと、そう(笑) 誤解されることもあるんだけどね、『自分が目立ちたいんでしょ?』みたいな。本当は全然目立ちたくなくて…出来ることなら人前に立ちたくなくて」

工藤「俺もそうなんだけどなァ…」

家入「でも、そうせざるを得ない局面もあって…」

工藤「社長だったり、発起人であったりしたら、ね… でも、立ち上げた以上、そこに個人的な想いや哲学があって、〝目的〟があって、〝伝えたいこと〟がある以上しょうがない」

家入「シンくんは〝村長〟ということではないんでしょ?」

工藤「そう、ただの言い出しっぺ。ルールもリーダーもない『お好きにどうぞ』な村。だもんで俺の想いや哲学ばかりが見栄えても気持ち悪い。だからSAIHATE Mediaの存在が必要だったともいえるわけ」

家入「やっぱシンくんの〝言葉選び〟ってすごいな~と思う。『お好きにどうぞ』とか『優しい革命』とか。僕とかわりと長文とかポエムみたいな形にしてしまいがちなんだけど、一言でズバ!っとこう落とし込む…そうか、それは『お好きにどうぞ』ってことじゃんねっ! ってなる」

工藤「でも家入さんのリバ邸とかもそうじゃない。リバティー(自由)とシェアハウス(邸)が一言で表現されてる、コピーとかもさ、毎度さすがだな~って感心するよ」

家入「そうなんだけど、伝えるためには長文にしてしまう、そうなると伝わりきらなかったり、忘れられてしまう局面も多くなる」

工藤「でも、あの家入さんが発したCAMPFIRE社内文書(※)…あれは超よかった、秀逸だった! 普通あんなん、会社に流す文章じゃないでしょ。社長の情熱と、ポエム(笑)…あれは、あの段階で会社のみんなにモチベーションや情熱をぶつけておこうと思ったの?」

家入「そう。2017年の初めての全体会議で…いつも僕はどっちかっていったらプロジェクトや案件ベースで『ああしよう、こうしよう』って話はするけど、〝全体感〟みたいなのを話すことはないから、一回ちゃんとやっとこうと思うって。でも、いわゆる〝業績資料〟とか〝長期経営計画〟みたいなことじゃないな~、と思って」

工藤「なんかわかる。俺もDLEという会社にいたとき感じたな、会社が50人規模になってくるとそういうバランスの時がくる気がする。想いや情熱と全体の純度との兼ね合いというか…家入さんはこの辺で一発みんなに『喝!』を入れようとしたんだな、って思ったよ」

( ※ [CAMPFIRE社内文書] : 2017年初頭、家入一真が社員に向けて発した、冷静と情熱入り混じる伝説のPDF文書。メキシコにいた工藤シンクのもとにも送られてきて、えらく感動し、速攻でSNSにリークしたもんだw) ↓

家入一真の情熱、CAMPFIRE社内文書

ポスト資本主義を想う転換期

家入「そうだ、こないだDLEの椎木社長に会ったよ。工藤くん、仲良しなんだってね」

工藤「ソコつながってましたか⁉︎ 娘の椎木里佳ちゃんはホリエモンとも仲良しでしょ、里佳ちゃんなんて俺、8歳の時から知ってますよ。家入さんともだし…そういうビジネスライン最前線と俺みたいなのがゆるく繋がってて、そういうの面白いよね」

家入「そういう人種は大体繋がっていくよね、突き詰めればビジネスも〝優しい革命〟だというか」

工藤「DLEは今でこそ東証一部上場の大会社だけど、まだ社員5人だった頃にいたんですよ」

家入「らしいね」

工藤「毎日が〝文化祭前夜〟みたいだったな~ コンテンツつくりまくって、力尽きて机で寝て、起きたらまた仕事!…みたいなことし続けてたら会社はみるみる大きくなって、2年で社員は50人になり、オフィスも2回移転した。まさに今のCAMPFIREみたいなタイミングかな?」

家入「そだね」

工藤「で、いよいよ上場!ってなって監査法人が入って…そしたら急につまらなくなった」

家入「わかるわ~、それ」

工藤「気づけば俺の後にはいった40人の社員たちは『残業代』とかを気にする世界観になってて…あれ?そもそもそんなの関係なしにここまできたんだぜっ⁉︎ って。そもそも監査法人が入ったら会社は〝ちゃんと〟しなきゃいけないんで、あの〝文化祭前夜〟のカオス感はなくなり、急に仕事がつまらなくなっちゃって…」

家入「なるよね、そうなってくると」

工藤「あと半年働いたらストックオプションで創業株がもらえたんだけどね、その半年すら耐えられなくなって…ある朝、朝礼で『資本主義崩壊させる会社つくるから辞めます!』宣言して、辞めました」

家入「椎木さん、それ言ってた、スゴイよね(笑)」

工藤「DLEも今や東証一部上場会社なんで、あと半年我慢して株もらってたら俺も大金持ちだったんすけどね~ まぁ、いいけど」

家入「相当だよね~」

工藤「DLEのおかげで〝業界〟ってのを勉強させてもらい、個人的には『ソレじゃないな~』と。で、作ったのが〝資本主義崩壊〟コンセプトの会社BENTEN(※)
(※注[BENTEN] : 工藤シンクが2008年に立ち上げた会社。社長や社員、経営プロジェクトなどをたてず『みんなのやりたいこと』だけでどこまでいけるのか?という社会実験会社。それは『ルールやリーダー、お金に縛られないコミュニティーづくり』〝国創りプロジェクト〟へと発展…その構想は三角エコビレッジ サイハテへと引き継がれることとなる)

家入「そこでそうなるわけか!」

工藤「まぁ…実は今の嫁と恋に落ちてすぐに彼女はブラジルに旅立ってしまって、もうモンモンとしてて…プロポーズしにいくためにDLEを辞めた!ってのが大きいんすけどね」

家入「えっ! …あら、ロマンチック❤️」

工藤「…で、今ではその嫁に『もっと稼ぎなさい!』と怒られる日々ですわ(笑)」

家入「わっはっはっは! 結婚生活とかって今、どうなってるのさ?(笑)」

 

夫婦のカタチ〝村内別居〟という世界観

工藤「結婚生活、今、すごいよ! サイハテでは〝村内別居〟ってのが流行ってて。まぁ、まだ工藤家と坂井家だけのムーブメントなんだけど…俺と勇貴くんは嫁子供たちと別居してサイハテスタジオに共同生活はじめたのっ」

家入「〝村内別居〟!」

工藤「これもSAIHATE Media発足にまつわる面白話なんだけど、勇貴くんは『SAIHATE Mediaは世界を変えられる!』『これが成功すれば家庭も村ももっと豊かになる!』という信念のもと、公開にむけて没頭してたわけ。そしたら嫁の坂井裕子ちゃんが『もっと家のことやってよ!』とお怒りでさ…〝村内別居〟をいいわたされた(笑) 逆にいえば、裕子ちゃんも『やるならとことん』という激励の意味もあるし、勇貴くんも腹くくって集中出来る機会をもらったわけで…おかげでSAIHATE Mediaは見事完成したんだけど。で、やってみたら、なんか夫婦や家庭環境がいい感じにまわりだしたのよ! だからSAIHATE Mediaが完成した今も、〝村内別居〟が前向きに続行されることになったわけ」

家入「なんか、わかる」

工藤「しかしその流れでなぜか、俺の嫁(工藤むつみ)も『スタジオに3段ベッド入れて、シンも一緒に暮らしなよっ』とか言い出した」

家入「わっはっはっは!」

工藤「マジかよ、なんで俺までとばっちりなのよ!(爆) ともおもったけど…逆に考えたら、それって結構いいカタチだな、と。もともと人間だって野生の生き物とするなら、本質的な〝恋〟の情熱なんて2~3年のもんじゃない!? 結婚も長くなってくると〝亭主元気で留守がいい〟的なことにもなってくるじゃない? 俺も家にいても嫁にキーキーいわれるばっかりだし、そんなのぶっちゃけ居心地悪かったし(笑)…家が狭いってのもあるし」

家入「そういうのはあるね、わかるわ」

 

そこで登場、〝逆大奥村〟プロジェクト!!!

工藤「そこで今、村のみんなに提唱してるのが…いっそ村の男たちは全員大広間で共同生活して、女たちからの呼び出しがあった時に出動する〝逆大奥村〟プロジェクト!」

家入「〝逆大奥村〟!!!(笑)」

工藤「それぞれの男たちのランプがあって、女たちのお呼びがかかったらピカーン!って光るわけ。で、男どもは働きバチのように出動する。 …夜中の2時とかにこっそりお呼びがかかって『オォ!』とかなったり、ね❤️」

家入「面白い、面白い!」

工藤「工藤夫婦は〝多夫多妻〟ってのを提唱していて、そういう流れでもある。あ、このワード結構誤解あって、人によっては『フリーセックスかよ!』とかなる人もいるんだけど、そういうこっちゃない。…まぁ、そういうことでも全然いいんだけど…そういうのが好きな男女ならね。別に俺も〝多夫多妻〟とかいって浮気したこともないし、そういうこっちゃない。『お好きにどうぞ』と同じことで、世界は〝自由〟でしかないという、そういう提案を世間にしたいだけなの。人間の良心の可能性として、〝法律〟とか〝契約〟とかの深層心理に縛られてたところをもっと解放していきたいだけなのよ。サイハテ村つくったのも、そういう〝リアルファンタジー〟の提案がしたかったからなの」

家入「本当面白いよね、いちいち(笑)」

 

そして〝ポスト資本主義〟へと

工藤「家入さんのほうは、再婚して、今どうなの?」

家入「子供も産まれて、幸せで…でも、ある意味〝村内別居〟的な部分は同じかも」

工藤「家入さんも超忙しいもんね~」

家入「そうそう、だから『なるべく家庭をサポートしたいな』とおもう反面、なかなか出来ないこともあって…でもシンくんにも送ったあのファイル、CAMPFIRE社内文書を書いた時に超テンションあがってて、それを嫁にも送ったの。そしたら『泣きそうになった』って返事がきて。『家庭のこともっとみてもらいたい』とか『子供ともっとふれあってほしい』とか色々あるけど、『もっと大きいところをやろうとしてるんだから、それは嫁として支えなければならないなと思った』…なんてね」

工藤「めっちゃいい話や~(涙) そりゃそうでしょ、世界をよりよくするためにためにガチでやってるんだから!  まぁ…俺があんな情熱宣言を嫁にみせたら、怒られるんでしょけどね、『またでたよ、中二病かよ~』ってね(笑)」

二人「(爆笑)!」

工藤「でも俺も、あの文書が送られてきたとき、ほんと感動したよ。本気だな!って。会社といえど、ビジネスやサービスといえど…社長の、というか一人の人間の情熱や想い、哲学があってこそだもん。サイハテもCAMPFIREを使ってクラウドファンディングしまくってるけど、〝ネット乞食〟みたいなこという人もいるのよ。新しい価値観の循環〝ポスト資本主義〟のための〝CAMPFIRE経済圏〟づくり…家入一真がビジョンし描こうとしてる未来像を知ってるからこそ、サイハテはCAMPFIREを使うんだゼっ!というところなんだけど」

家入「まぁ、思想がね~…そこも難しいとこで」

工藤「わかる、それが強すぎても…ってジレンマは俺もあるよ。バランスがね」

家入「そうそう。理想論だけになってもダメだし、ちゃんと収益も上げなきゃいけないし、スタッフひとりひとりの生活とかそういうのもあるわけだし。でもそこをちゃんとしながらも、もっと思想を尖らせて拡げることもやっていきたいっていう」

工藤「そこだよね~。 でも、こないだ家入さんがいってた『資本主義サイドは僕がやるから、逆サイドはサイハテに頼む!』みたいな信頼感と安心感はこっちもあるよ」

家入「そうそう、うんうん! ほんとこちらも、そういうイメージがある」

工藤「そういう意味ではほんと期待してます! やりきっちゃいましょう!」

家入「なんというのかな…ITの経営者サイドとしてそういうところをみれてるのは僕しかいないな、という自負みたいなのもあって。ただ資本主義として会社を成功させて業績上げて!みたいなところだけじゃなくて、『その先にどういう世界が待っているのか?』というところで。僕らはこういう方向からいくし、サイハテはこういう方向からいくし、同じところに行き着く未来というか…(と、左右の手でサークルを描く)」

工藤「うん、俺もそういう自負はやっぱりあって。〝ヒッピー〟や〝意識高い系〟とはまた違ったラインをみてるというか。俺の視点で世界をみてるのはもちろん俺しかないわけで、ならばソレを成せるのは俺しかいない!みたいな。…やるしかない!っていう」

家入「ある意味、焦りというか」

工藤「自分だけが到達できるだろう理想の未来像がある以上、それでみんなが幸せになれると確信してる以上、やるしかないっすもんね! あぁ、人生。…でもいいな、家入さんは奥さんの理解があって!(笑)」

家入「工藤さんとこもあるでしょ!? 理解は(笑)」

工藤「もちろんです! …………きっと」

二人「(笑)」

 

〝世界平和は家庭平和から〟の本質

工藤「そういう意味では〝世界平和は家庭平和から〟っていうのが基本です。最小構成体が幸せで充実してこそ、その集合体が全体になるわけで。『世界平和!』とかいってたって、家庭も平和に出来ないヤツに何ができるんだ?って」

家入「うん、その通りだね」

工藤「でも逆説的に、〝世界平和は家庭平和から〟の考えが戦争を産んでいるともいえる

家入「!? …あぁ、うん、うん、そうだね!」

工藤「〝家族の幸せ〟といったときに多くの人は[自分たち]と[他]をわけちゃてるわけで」

家入「なるほど、たしかに」

工藤「〝自分たちが幸せになるためには他を蹴落とさなければいけない〟と思い込んでる人たちが結構いるなか、[自分たちの幸せ]を守る尺度が[国]みたいなスケールにもなっていくと…ね。そこには資本主義競争社会のトラウマもあるわけで、それは〝社会〟のせいでもある。やっぱりいよいよ必要になってくるのは、社会自体が変わり成長すること…だから、ソコを会社としてやっている家入一真、CAMPFIREに期待しちゃうわけ」

家入「いやぁ。ね、うん」

工藤「引き続き、よろしくお願いします!!!」

 

家入一真、SAIHATE Mediaにみる〝その意義〟

家入「僕も結構いろんなところでサイハテの話はするし、『そういう生き方したいんすよね~』という大学生とかもいっぱいいて…でもやっぱ、みんな事例を知らないんすよ。新しいことに対して、起業にしろビジネスにしろ…裏を返せば『調べなさすぎ!』って怒るんだけど(笑) 先駆者から学ぶことってたくさんあるでしょ。『僕はこういう村とかつくりたいんすよ~』とかいう大学生が来ても、『サイハテがやってるし、もっと調べろよ!』って」

工藤「今やグーグル先生がいますからねっ」

家入「でも、ネットでは調べようもないってのもまた事実で。あと、『サイハテみたいな生き方がしたい』といったときに、実際どうなんだろ?ってのもわからない。『そんなん、飛び込めばいいじゃん!』ってもおもうけど、やっぱそこを躊躇しちゃう人も一定数いて…そういう人たちに対して、こういうWEBメディアとして知ってもらえるのは凄くいいな、と思う。僕も『まずサイハテのサイト見て』っていってるし。やっぱ〝イメージさせる〟ってのはほんと大事で…さっきいった〝目の前の家族を〟ってのと近いんだけど、僕はビジネスにしろサービスにしろ、何かつくる時って『誰かひとりの顔を想い浮かべて、その人が喜ぶことをやればいいんです』ってことをよくいうの。その先に同じような人たちが喜んでくれたり、課題解決になったりするわけだから。〝イメージできる〟ってのは凄く大事で、僕がいくらサイハテの魅力を語ってもやっぱり実際に住んでる人の声だったり写真だったり笑顔とかで、イメージできることって全然違うから」

工藤「そうなのよ、HPとかって結局〝いいところ〟しかみせないから。でも、それだけだったら分からんもんね、優等生的なものだけだったら。だからまさにその〝イメージ〟と〝共感〟を伝えるためのメディアをつくったの」

家入「そこなんだよね~!」

工藤「さっきもいったけど、例えばSAIHATE Mediaは〝俺のブログ〟と〝嫁(工藤むつみ)のブログ〟が共存してるわけ。嫁の記事も人気があってさ、そっちの方がリアルに響いたりする。俺なんてスーパーポジティブに〝前向きなこと〟しかいわないもんだから。実際そういう風にしか思ってないんだけどね、問題を問題と思ってなくて、楽しんじゃってるもんだから。だもんでネタとしては面白いけど、そこにリアルな〝共感〟が少ないわけ。嫁は逆に俺が問題と思ってないところにフォーカスしてたりするわけで、同じ村で、同じ家庭で、同じ暮らししてるのに、こうも世界が違うのか!ってのが結構みんなに評判で。やっぱチューニングとしても、そっちの視点の方が共感できる層もいっぱいいるわけで」

家入「サイハテの話してても、『あ、よくあるやつね~』みたいな反応する人もいて、『いや、そうじゃないんだ!』っていうところも伝わるといいよね。いい面も悪い面も…悪い面っていうか全ては〝表裏一体〟だから。あとはもう、自分の目で見てよ!って話でしかないとおもうし」

工藤「もう最近は俺も『待ってます!』しかいわなくなったもんね」

家入「うん(笑)」

工藤「それでしかないじゃん、能書きもいいけど体感しか。だからもう、『待ってます.みんな!』としかいわない(笑)」

家入「というわけで皆さん、SAIHATE Mediaをチェックして、ピンときたら熊本のサイハテへGo!」

工藤「待ってます. みんな!!!」

ふたり「わっはっはっは」

 

 

家入一真と工藤シンクの出会い

(オマケ…家入一真と工藤シンクの出会いは5年前…熊本での100万坪の村づくり!からはじまった)